近頃女性でも抜け毛に悩まされる人が増えていますが、その中には男性型脱毛症の症状も多く見られます。
男性型脱毛症の場合は男性ホルモンによる影響を強く受けており、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素の働きでジヒドロテストステロンに変化すると、毛母細胞の活動に影響が出始めます。

女性の体内にも男性ホルモンは存在していますので、抜け毛を引き起こす仕組みはほとんど同じです。
男性型脱毛症になると、髪の毛が全体的に薄くなって髪質は細く変化します。
同じような仕組みであっても男性のものと区別するために女性男性型脱毛症と呼ばれることもあり、女性男性型脱毛症はホルモンバランスの乱れにより引き起こされる可能性があります。

女性の髪の毛は1日に90本抜ける

1日に抜ける髪の毛の量には個人差があり、男女の差も見られます。
女性の場合は1日に50本から100本ほどは抜けていて、その範囲に収まっていれば問題はないとされています。
平均すると80本から90本ほどの抜け毛があるのですが、女性は髪の毛を伸ばしている人も多いので、抜けた髪の毛を見ると実際の本数よりも大量の抜け毛があるように見えてしまい、驚くことも少なくありません。

この一般的な範囲内の抜け毛が起こっても、その分新しい髪の毛が生成されますので大きな問題にはなりません。
髪の毛の生まれ変わりのサイクルから計算してみると、100本以内であれば生えてくる髪の毛とのバランスが悪くないといえます。
頭皮や髪の毛のコンディションをチェックし始めると些細なことが気になってしまい、異常に多いような感じがしてしまうのですが、大抵は問題のない範囲で通常のサイクルとして起こる抜け毛ですので心配はいりません。

1日の抜け毛の量は個人差によるところも大きくなっています。
普段から髪の毛に良い生活を送っているかどうかも抜け毛の量に関係してきますので、日頃の生活の仕方を見直すことはとても重要です。
他にもその時々の体調や季節など、色々な要因によって抜ける髪の毛の本数は変化します。
いつも一定ではないということを理解しつつ、少しの変化に一喜一憂しないように基本的な知識を身に付けたいところです。
抜け毛が多いような気がしてあれこれと対策を講じてみたが、結局は何の対策も必要なかったというケースが意外と多いようです。

ただし、中には本当に髪の毛のサイクルが乱れてしまって問題が生じていることもあります。
サイクルが乱れると抜ける髪の毛と生えてくる髪の毛のバランスに変化が生じますので、全体的な毛量は減ってくるはずです。
また、早めに抜ける髪の毛も出てきますので、成長期の途中で抜けている場合には十分に成長しきっていなくて髪質が細く弱い状態になっている可能性もあります。
成長が阻害されて丈夫な状態にすることができないケースも多く見受けられます。

抜け毛が気になったとしても、毎日チェックするのはお勧めできません。
気にし過ぎることが悪影響を及ぼす恐れもあるからです。
4~5日に1回程度チェックしてみればその時の状態を知ることができますので、その変化を観察していくことができます。
抜ける本数も髪質も急激に変わるようなことは少なく、ゆっくりと進行していきます。
ですから、気付いた時点でケアを始めれば十分に間に合うケースがほとんどです。

抜け毛自体は増えていないのに全体的なボリュームが無くなってきたと感じるのは、一本一本の髪質が細くなっているからです。
コシやハリが無くなって柔らかくなっている場合、産毛のような状態になっている場合など色々な症状がありますが、産毛のような髪の毛が増えてきたら抜け毛対策を本格化させる必要があります。