日本人成人男性の5人に1人の割合で起こっている抜け毛。
最近では女性の社会進出が進み、男性同様に夜遅くまで仕事をし、不規則な生活と不規則な食事内容にストレスで女性でも抜け毛で悩む方が増えてきました。
ただ、中には子宮や卵巣の病気が原因となっていることも。抜け毛は病気の兆候かもしれません。
生活習慣を見直し頑張っているのに抜け毛が治らないというのであれば早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

卵巣の病気はさまざまあります。
たとえば卵巣嚢腫は、卵巣の中に液体や脂肪が溜まり腫れてしまう病気です。
急に一気に抜け毛の量が増えた場合、早めに婦人科を受診してください。

多のう疱性卵巣症候群は、卵巣を覆う皮膜が分厚く排卵しづらくなり、卵巣に卵胞がたくさんできてしまう状態です。
多のう疱性卵巣を意味する英語の頭文字をとってPCOと呼ばれることもあります。
その見た目の状態からネックレスサインとも言われています。
女性の2割は起こると言われている病気で、生理不順や肥満・不妊・にきびなどの症状も見られます。

男性の抜け毛・AGAの原因は男性ホルモンが原因です。
女性も男性ホルモン値が高くなることがあります。高アンドロゲン血症です。
女性型脱毛症の40パーセント以上は高アンドロゲン血症と言われています。AGAの女性版です。
こちらも月経不順や急激なニキビの増加、更には多毛症なども引き起こされます。

抜け毛が急激に増えた場合は病気の兆候かもしれません。
重篤な状態に発展して、やがては赤ちゃんが産めないような身体になる前に、早めに婦人科に行ってください。
命に関わらない病気だとしても頭髪が薄くなったり、男性化したりといった状態は良いとは言えません。
それぞれの病気によってその症状は異なります。よく調べておいた方がよいでしょう。
もちろん、日常生活の見直しをしてストレスを減らすことも考えましょう。
男性以上に髪の毛は女性の命です。大切に守りましょう。

女性ホルモンの分泌量の乱れで抜け毛が多くなる

髪の毛を丈夫に・美しく保つための女性ホルモン・それがエストロゲンです。
エストロゲンがきちんと分泌されていれば問題ありません。エストロゲンは大脳の視床下部から命令が出され、卵巣から分泌されるのです。
卵巣に問題が起こり、たとえ指令を受けてもエストロゲンを分泌することができなくなると髪の毛のつややコシがなくなり細くなっていってしまうのです。

女性の場合、女性ホルモンの分泌が完全にとまってしまうということはありません。
そのため男性のように禿げ上がる心配はないのですが、全体的に細くなるので薄く、地肌が見えるようになってくるのです。
ハリやコシもなくなってしまうので、元気がなく不健康な髪の毛の状態となってしまいます。
薄くて元気のない髪の毛だと一気に老け込んで見えます。そうならないためにも、早期発見をし、早めに受診しましょう。

卵巣の病気は女性特有のもので、パートナーに相談してもなかなか理解はしてもらえません。
それに、見つかりにくく症状が現れにくいといわれているので、実は病気になっているのに気づいていないという方がほとんどです。
抜け毛は卵巣からのサインなのかもしれません。
特に卵巣嚢腫などは自覚症状がまったくなく、腫瘍が大きくなった時点で急にお腹が圧迫され卵管が捻れ激しい痛みを引き起こすことも。
そうなると薬では対処できず手術が必要となり大掛かりなものとなってしまいます。

抜け毛は卵巣の病気以外にも日々の生活も影響してきます。
卵巣が原因かどうか分かりかねるという方、たとえ違和感がなくても、定期的に医療機関に行くようにするのも必要です。
そうすれば安心して毎日を過ごすことができるでしょう。髪の毛が抜けてから対処するよりも綺麗なままでいられます。